症状
●お尻〜腰にいつも痛みを感じる
●少し歩くと痛くなってくる
●足が冷たい感じ、力が入らない感じがある
●何していても痛い
●日によって痛みの程度が違う
概要
坐骨神経痛は寒くなってくる秋〜冬に頻発。
症状により、酷い方は歩行不可(痛み、もしくは虚脱)
原因は大きく分けて後述する3種類。
栄養との関係も高い。
症状の進行具合により
運動療法か安静療法か真反対の治療が必要。
大きく分けて3種類の原因があります。
1,ヘルニア
2,梨状筋症候群
3,脊柱管狭窄症
1,ヘルニア
腰椎(腰の骨)など背骨は骨と骨の間に椎間板というクッション材が存在しています。
上下の骨の圧迫などにより椎間板が飛び出し、神経を圧迫して痛みが出ます。
下半身の痺れ、痛みが好発します。
・当院のヘルニア性坐骨神経痛の治療
①徒手検査にて何処のヘルニアが存在するのか検査します。
(必要と判断した場合には即日提携院にてレントゲン検査を実施)
②初期治療は疼痛除去など安静療法
干渉波や超音波を使い、深部からの治療も行います。
③療法後期は運動療法によるリハビリ
④体幹トレーニングにより、再発防止
2,梨状筋症候群
レントゲンに映らない坐骨神経痛です。
梨状筋というお尻の筋肉により坐骨神経が
圧迫され、腰部〜臀部まで痛みを発します。
度合いが強くなると足先まで痛みが出る事もあります。
・当院の梨状筋症候群治療
①ヘルニア、狭窄症が併発していないか検査します。
②-a梨状筋が拘縮している場合は緩みを作ります。
②-b股関節の回旋による場合は股関節矯正を掛けます。
③干渉波などを使い深部から痛みを除去します。
(超音波を使い深部治療を行う場合も多いです)
④臀筋をニュートラルに戻し、再発防止を行います。
3,脊柱管狭窄症
脊髄の通り道が変形などで圧迫された症状です。
手術になる事も多く、手技療法で可能な範囲を見極めるのがとても大切な症状。
100m程歩くと痛みが出る、と言った跛行(ハコウ)が出る事も多くなります。
50代以上の方に好発。
・当院の脊柱管狭窄症の治療
①脊柱管狭窄症の程度の検査
(提携医による画像診断を併用する事が多いです)
②他動運動療法により各関節の拘縮除去
③EMSなどを用い、筋力強化治療
基本的には狭窄部の進行を喰い止めつつ、筋力強化を行い身体を支えられる様に誘導します。